広島名物もみじ饅頭誕生の由来

もみじ饅頭とは

広島土産といえば真っ先に名前があがるもみじ饅頭。広島の県花である紅葉をかたどって作られたかわいらしい形のお菓子です。

誕生の由来

もみじ饅頭を発案したのは明治時代後期の和菓子職人、高津常助という方です。もともと「岩惣」という老舗旅館に和菓子を納品していたつながりで、もみじの葉を模った饅頭の製造に取りかかりました。苦労の積み重ねが実を結んでもみじ饅頭の原型となる「紅葉形焼饅頭」ができあがったのが明治39年のこと。4年後の明治43年には特許庁にて「紅葉形焼饅頭」を商標登録しています。

その後、高津常助は和菓子屋「高津堂」にて「元祖もみじ饅頭」を販売しますが、程なくして息子の代で一時やめてしまいます。一時は歴史が途切れた「高津堂」のもみじ饅頭ですが、現在は高津常助の孫にあたる加藤宏明氏が三代目として店を復活させています。

もみじ饅頭と伊藤博文

意外なことに、もみじ饅頭の発祥は明治の元勲、伊藤博文とも関係があります。伊藤博文は、紅葉が美しいことで有名な、宮島の紅葉谷を気に入って度々訪れていました。ある時、立ち寄った茶屋で出会ったかわいい娘さんの手をもみじにたとえて「食うたらさぞおいしかろう」と冗談を言います。その話を耳にした旅館「岩惣」の女将が、和菓子納入のために出入りしていた高津常助に紅葉谷の名にふさわしい菓子を作って欲しいと依頼したのが、もみじ饅頭の始まりだったということです。

驚くほど豊富なもみじ饅頭の種類

もみじ饅頭といえば小豆のこしあんをカステラ生地で包んで焼き上げた、オーソドックスなタイプが有名ですが、それ以外にも驚くほど多種多様なもみじ饅頭が製造販売されています。たとえば、中のあんは小豆のこしあん以外にも粒あん、チョコレートさらにはお餅、お芋にチーズクリームに至るまで、好みであんの種類を選ぶことができます。また最近では7大アレルゲンに対応した「すこやかもみじ」も販売されています。

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