日本横断和菓子旅・金沢編 伝統の和菓子をご紹介

独自の伝統文化を誇り、茶の湯も盛んなため和菓子文化も発達している金沢。どんなお菓子が人気なのでしょうか。

森八「長生殿」

寛永2年(1625年)創業という、江戸時代から続く名店の森八。「長生殿」は極上の落雁で、日本三大銘菓に数えられています。加賀藩の御用達だった森八に、当時の藩主だった前田利常が発注し、大名で茶人の小堀遠州が命名しました。お菓子の表面には、小堀遠州が揮毫した「長生殿」の文字が打ち出されており、格式を感じます。

300年以上の長きにわたり、愛されてきた由緒ある長生殿は、江戸時代から続く伝統的な製法で作られています。原料には徳島の高級砂糖である「阿波和三盆糖」と、北陸産のもち米粉が使われています。淡い桃色の落雁に使われている色素は、紅花から取れた天然の色素です。丁寧な職人技で作られており、口に含むとさらさらとほどけ、和三盆ならではの気品ある甘みが広がります。

長生殿が有名な森八ですが、このほかにも秘伝の餡を求肥で富士山の形に包んだ「千歳」、艶やかに黒く輝く職人入魂の羊羹「黒羊羹」も看板商品です。こちらも是非味わってみてください。

あめの俵屋「じろあめ」

あめの俵屋は天保元年(1831年)創業、170年以上の歴史ある飴屋さんです。もともとは初代店主が、赤ちゃんやお母さん、妊娠中のプレママ、病気の人の体力を回復する滋養食として作り始めたといいます。

使われている材料は、米と大麦だけ。とてもシンプルなお菓子なので、厳選した国内産のものだけしか使われていません。また、飴作りに使われる水も、「白山」から生み出される伏流水です。美しい琥珀色をしたまろやかな飴は、素朴な味わいながらも滋味深く、体も心も癒やされる優しい風味す。金沢の人々から長年にわたって愛されている、伝統の銘菓です。

あめの俵屋といえば「じろあめ」が有名ですが、このほか円状の硬い飴の「おこしあめ」もおすすめです。お菓子としてだけでなく、照り焼きや甘露煮などのお料理に使うと、より一層おいしく仕上がります。

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