和菓子と洋菓子のカロリーは?
「洋菓子より和菓子の方が低カロリーで健康的なのでは?」というイメージを漠然と持つ人も多いのではないでしょうか。実際、洋菓子はバターや生クリームなど動物性の油をたっぷり使うので、脂質がどうしても多くなり、その分ハイカロリーになりがちです。
例えば和菓子と洋菓子の100g当たりのエネルギー量をみてみると、和菓子では大福もちが235kcal、みたらし団子が197kcal、ようかんが296kcal。
これに対して洋菓子はショートケーキが327kcal、シュークリームが228kcal、レアチーズケーキが364kcalです。
確かに洋菓子に比べると和菓子は低カロリーのものが多いといえそうです。レアチーズケーキのカロリーはみたらし団子の1.84倍と、およそ2倍です。しかしその一方でようかんは比較的カロリーが高く、シュークリームよりも高カロリーとなっています。
ただ、これは100g当たりのカロリーであることに注意をしなければいけません。標準的な1個当たりの重量に換算すると、それぞれのカロリーは次のようになります。
1個当たりのカロリー
大福もち1個(45g)が105.7kcal、みたらし団子1串(80g)が157.6kcal、ようかん1切れ(50.4g)が149kcal。
ショートケーキ1切れ(118.8g)が388.5kcal、シュークリーム1個(78.7g)が179.4kcal、レアチーズケーキ1切れ(92.4g)が336kcalです。
1日に食べるお菓子は、200kcal以内にとどめるのが理想です。ショートケーキやレアチーズケーキは1切れで、200kcalを軽くオーバーしてしまいます。スイーツを楽しむなら、和菓子の方がカロリー的には優秀といえるでしょう。とはいえ食べ過ぎは禁物です。重量やカロリーを確かめて200kcal以内を心がけましょう。
カロリーが気になるとはいえ、仕事や勉強の合間にほっと一息ついたり、家族や友人との団らんを華やかにしたりと、心の栄養に欠かせないお菓子。食べ過ぎなければ、むしろリラックス効果があって良いといえるでしょう。