お菓子のカロリー
和菓子は洋菓子に比べて低カロリーというイメージがあります。文部科学省のデータベースを基に、主な和菓子と洋菓子の100g当たりのカロリーをみてみると、次のようになります。
和菓子では今川焼きが221kcal、栗まんじゅうが309kcal、羊羹が296kcal、柏餅が206kcal、大福餅が235kcalです。
洋菓子ではシュークリームが228kcal、ショートケーキが327kcal、アップルパイが304kcal、チョコレートが558kcal、ベイクドチーズケーキが318kcalとなっています。
このようにみると和菓子の方が全体的に低カロリーであることがわかります。
カロリーだけでなく脂質に注目!
和菓子のカロリーが低いのは、和菓子と洋菓子で使われる材料に違いがあることが理由です。洋菓子は生クリームやバターなどの油脂を多く使うため、脂質が高くなります。
例えば、上記のお菓子100g当たりに含まれる脂質の量は次のようになります。
和菓子は今川焼きが1g、栗まんじゅうが1g、羊羹が0.2g、柏餅が0.4g、大福餅が0.5gです。
これに比べて洋菓子はシュークリームが11g、ショートケーキが14g、アップルパイが18g、チョコレートが34g、ベイクドチーズケーキが21gです。
和菓子は洋菓子に比べて圧倒的に脂質が低いことがわかります。そのかわり炭水化物の量が多くなりがちなのが特徴です。
三大栄養素それぞれの1g当たりのカロリーはタンパク質が4kcal、炭水化物が4kcalですが、脂質は9kcalと倍以上と飛び抜けて高カロリー。また、上に示したカロリーと脂質量は100g当たりの数値です。1個当たりの重量が100g以上あるケーキなども多いですから、その分だけカロリーや脂質の摂取量も増えます。
これに加えて、食事からも脂質を摂取するため、どうしても脂質の過多になりやすくなるのです。
人は、最適な摂取カロリーよりも240kcal多く摂取し続けると、1か月で1kg太る計算になります。3か月食べ続ければ3kg太ってしまうのです。ダイエットを気にしているなら、和菓子の方がおすすめといえます。