近年、健康的なイメージで注目されているものが「グルテンフリー」です。なんとなく健康にいいから、ダイエットにいいからという理由で取り入れている人も多いでしょう。これは簡単に言えば小麦を材料とする食品の摂取を控える、という食事法です。ダイエットに良いと言われている理由は、小麦製品の摂取を控えるからでしょう。
グルテンフリーのメリット
グルテンフリーの生活にすることで、これまで便秘などに悩まされていた人が改善したと報告されています。腸内環境が整うため、便秘や下痢の解消につながるのです。「朝すっきり起きられるようになった」という意見もあります。ただ、効果に関しては個人差があり、すべての人が同じ効果を得られるわけではありません。食べ物に関しては摂取するタイミングや量などでかなり個人差がありますから、慎重に行わないと余計な体調不良を招くということを覚えておきましょう。
グルテンフリーのデメリット
グルテンフリーのデメリットとしては、食物繊維やビタミンＢ群などが豊富に含まれているので、栄養不足の不安が出てくるという点が挙げられます。また、小麦などには若干の中毒性があるため、グルテンを完全にカットすると「食べたい」という気持ちが非常に強くなります。その結果、ストレスが溜まるというリスクがあるわけです。
グルテンが含まれている食物は意外と多くあります。パンやパスタ、うどん、ラーメンなど、ポピュラーな食品にとりわけ多く含まれているのです。そのため、グルテンフリーの生活を始めてしばらくしてから、かなり辛いと感じてしまう人は少なくありません。
グルテンフリーはメリットもある一方で、デメリットもあることを覚えておく必要があります。どんな薬も過剰摂取すると毒になるように、グルテンフリーを徹底することで栄養不足になってしまう可能性があるのです。そうならないためにも、しっかりと栄養面で気を付けるようにしましょう。特に持病がある人は、安易に行ってしまうと余計なトラブルを招く可能性があります。
