「みたらし」ってなに?しょうゆ団子と言わないのはなぜ?

みたらし団子を漢字で書くと

みたらし団子は、団子にとろみがある醤油餡をかけたものです。全国的に広く知られており、しょうゆ団子などと呼ばれることもあります。
みたらしは一般的にひらがな表記で記載されることが多いのですが、漢字で表記すると「御手洗団子」となります。

みたらし団子は下鴨神社が発祥

みたらし団子の発祥を調べると、京都の下鴨神社が執り行う「御手洗(みたらし)祭」や「葵祭」の例大祭がルーツのようです。平安時代から続くお祭りの中、境内では香ばしく焼き上げた串刺し団子が販売されていました。

御手洗祭りは、下鴨神社にある池(御手洗の池)に足を浸して無病息災を願う祭りです。「御手洗」とは今ではトイレのことを指していますが、もともとは神社の参拝者が手水のために使う場所を指しています。諸説ありますが、この御手洗の池の水泡を模して作られた団子というのが「みたらし団子」の発祥とされています。

地域によって異なる「みたらし餡」

「みたらし餡」は、片栗粉と砂糖、しょうゆ、みりんなどを合わせて作る、甘辛いとろみ餡が一般的です。全国的にこちらが有名ですが、飛騨高山地方では、しょうゆだけで香ばしく焼き上げるものがメジャーです。
飛騨高山地方で作られるものや、しょうゆだけで焼き上げたものは、「みたらし団子」ではなく、「しょうゆ団子」として区別されることが一般的です。
その中でも、飛騨高山つくるしょうゆ団子は、「みだらしだんご」と呼ばれています。こういったことも「みたらし餡としょうゆ団子」という、味が異なる二つのしょうゆタレが混同される理由につながるのですが、ルーツを探ってみると別のものであることがわかります。

ただし、御手洗神社の「みたらし団子」も古い時代は醤油のつけ焼き団子だったとされています。しょうゆと黒糖を煮詰め、葛でとろみをつけたタレに絡めた御手洗神社の団子のスタイルになったのは、太平洋戦争が終わってからだといわれています。

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