羊羹の歴史や種類<おすすめのアレンジや作り方まとめ>

羊羹の歴史
羊羹はもともと中国で生まれた食べ物で、文字通り羊の肉を煮たスープでした。鎌倉時代~室町時代に禅僧によってこのスープが日本へ伝えられたのですが、禅僧は肉を食べることが禁じられており、精進料理として小豆や小麦粉を使用したことが現在の羊羹への始まりだと言われています。そして、時代が経つにつれて甘みが加わり、寒天と餡子を使用する形になりました。おせち料理の一つとしてもよく作られる羊羹ですが、現代の冷蔵技術が発達したことで夏場にも出回るようになり、多くの人気を集めています。

羊羹の種類
実は「羊羹」とは総称です。練り羊羹、水羊羹、蒸し羊羹の3種類に分けられます。練り羊羹は寒天を溶かした水に餡子と砂糖を入れ、よく練りあげて作られます。保存期間が長いため、手土産などにも喜ばれる一品です。反対に、水羊羹は練り羊羹に比べて甘さ控えめで、ゼリーのような食感が特徴です。水が多く含まれているため、あまり日持ちはせず、贈り物にするのであれば早めに食べていただくようにしましょう。暑い時期でも食べやすいので、お中元として選ぶのもいいでしょう。蒸し羊羹は寒天ではなく、小麦粉や片栗粉を使用し、蒸して固めることが特徴です。もちもちとした食感が特徴で、中に栗などを入れたものも多くあります。

羊羹の作り方
自宅で羊羹を作るのであれば、こしあん400g、水200ml、粉寒天4g、上白糖130g準備しましょう。

(1)鍋に水、粉寒天、上白糖を入れて1分以上沸騰させます。
(2)沸騰させた鍋にこしあんを入れ、木べらで混ぜます。焦がしてしまわないように気をつけつつ、弱火で熱します。
(3)煮詰まったら12cm×7cmの型に流し込み、粗熱を取って冷蔵庫で1時間以上冷やします。底が外れる型でない場合は、このときクッキングシートなどを敷いて型から取りやすいようにしておきましょう。

このように、たった3つの工程で簡単に羊羹を作ることができます。火を使うため、気をつけて調理する必要がありますが、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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