雛祭りといえば、女の子にとって大切な行事の一つですよね。親にとっても大切なイベントなので、事前にいろいろな準備をしてあげたいと考えるものです。そもそも雛祭りとは、女の子の厄除けと健康祈願の意味があります。桜や桃の木、ちらし寿司やひなあられのイメージが強いですが、中でも雛壇に飾る和菓子は、とても重要なポイントなのではないでしょうか。
雛祭りのお菓子
雛祭りに食べられるお菓子には、ひし餅、ひなあられ、引千切、桜餅、カステラなどがあります。ひし餅はひし型の赤白緑の3色でできたお餅です。赤色には厄払い、白色には清浄、緑色には健やかさ、という意味が込められています。女の子の行事にふさわしくカラフルで、雛壇にはかかせない和菓子の一つです。
ひなあられも菱餅と同じく、赤白緑の3色が使われています。一般的にはうるち米を用いて作られ、砂糖などで着色されますが、地域によってはエビや海苔を活用して着色することもあります。ひなあられの3色には、赤色に生命力、白色に残り雪、緑色に新緑の芽という意味があり、ひし餅とは違うのが特徴です。
引千切という名前はあまり馴染みがない人が多いと思いますが、よもぎ餅を伸ばして真ん中のくぼみに餡子を乗せたもので、京都では主流の和菓子です。ひし餅やひなあられと同じ3色で作られていることが多いですが、地域によっては違う色味を使用していることもあります。他にも、桜餅やカステラは雛祭りに直接関係があるお菓子ではありませんが、ピンクの色合いや丸い形などから雛祭りで食べられるようになりました。
和菓子で雛祭りを祝おう
毎年3月3日に必ずやってくる雛祭りですが、今後娘や孫、友人の子供の雛祭りをおこなうのであれば上記で紹介したような和菓子を準備しておくと喜ばれるのではないでしょうか。最近では有名な和菓子屋さんだけでなく、スーパーなどでも簡単に手に入れられるので、知識として頭に入れておくと、きっと役立つことがあるでしょう。レシピを調べれば自宅でも準備できるものもあるため、子供と一緒に作ってみるのもおすすめです。
