身体の不調はグルテンのせいかも
毎日なんとなくだるい、疲れやすい、下痢がち、便秘がち、お腹が弱いなど、病院にいくほど深刻な症状ではないけれどなんとなく不調を感じるならば、もしかしてグルテンが原因かもしれません。
グルテンは小麦などの穀物に含まれている成分のことです。悪いものではなくて、普通の人が食べても特に問題はありません。ただし中にはグルテンが身体に合わない人もいます。セリアック病という病気の人や小麦アレルギーの人は、グルテンを摂取すると身体に不調が現れてしまうのです。そのためグルテンを摂取しない「グルテンフリー」の食生活にするように指導されます。
最近ではセリアック病や小麦アレルギーでなくても、グルテンを摂取することで身体に不調を感じる人も増えてきているのです。この場合はグルテンを消化できない体質である「グルテン不耐症」や腸がグルテンに反応しすぎてしまう「グルテン過敏症」と言われることがあります。
そもそもグルテンは人の身体で消化しにくい成分です。摂取のしすぎは誰もが便秘や腹痛の原因になり得ると言われています。グルテン不耐症の場合は普通の人よりもグルテンを摂取することで、身体に不調が現れやすいのです。慢性的に便秘や下痢、腹痛がある、不調を感じているならば、もしかしたらグルテンが原因かもしれません。
グルテン不耐症のセルフチェック
もしかしたら自分がグルテン不耐症かも、そう思ったら自分でチェックしてみましょう。セルフチェックの仕方はとても簡単です。まず2週間程度、グルテンフリーの食生活を送ってみましょう。
グルテンフリーとは、グルテンを含んでいるものを摂取せずにグルテンが入っていないものを食べる生活です。パンや麺類の小麦を使っている食べ物をやめて、米を主食にしてみましょう。おかずもできるだけ和食を意識すれば大丈夫です。
これで2週間生活してみて、体調がよくなって来ればグルテン不耐症なのかもしれません。あまりよくならないと感じた場合は、早めに病院を受診して相談してください。”
