グルテンフリーってなに？
ここ数年よく聞くようになった「グルテンフリー」という言葉、なんとなく知っているけれどきちんと説明しろと言われると難しい方も多いでしょう。
グルテンフリーとは、グルテンが含まれていない食材のことや、グルテンを食べない食事方法のことを言います。グルテンは何かというと、小麦などに含まれているたんぱく質のことです。
小麦などの穀物の中に含まれているたんぱく質の中でも「グリアジン」と「グルテニン」が約8割を占めています。小麦をパンやうどんなどにするときに、水を加えてこねると思いますが、水を加えるとこの2つの物質が合わさってグルテンになるのです。
グルテンは弾力があり伸びやすい物質なので、この力を利用してパンだけではなくパスタやうどんなど、様々な料理が作られています。グルテンがあるからこそ、おいしく食べられる料理がたくさんあるというわけです。
ここまで読むとグルテンはとても良い働きをする物質に思えるでしょう。しかし、人によってはこのグルテンによって体調を崩してしまうことがあります。小麦アレルギーやセリアック症やグルテン不耐症という病気の方は、グルテンが入っている料理を食べてしまうと、体調不良や下痢などが起きてしまうのです。このような症状がある方は、グルテンフリーの生活をすることで症状の改善を期待できます。
グルテンはたくさんの食べ物に含まれている
グルテンは小麦やライ麦、大麦などの穀物に含まれています。とりあえずパンや麺類に気を付ければいいと思うかもしれませんが、それ以外にもグルテンを含む食材はたくさんあるので注意が必要です。
例えばカレーやシチューを作るときに便利な市販のルウには、小麦が含まれているものが多いためグルテンも入っていると思った方がいいでしょう。他にも麦味噌や合わせ味噌、醸造酢、麦焼酎やビールなども危険です。麺類以外にもグルテンが含まれている食材はたくさんあるので、購入前に成分表を確認する、グルテンフリーの表示があるものにするなど気を付けようにしましょう。”
