グルテンが原因で体調が悪くなる人もいる
グルテンは小麦などの穀物に含まれている物質です。普通の人は摂取しても問題がないのですが、中にはグルテンが原因で体調が悪くなる人もいます。
グルテンが原因となって引き起こされる病気やアレルギーはいくつもあるのです。例えば小麦を主食としているアメリカでは「セリアック病」という病気の患者が年々増加傾向にあります。グルテンが身体の中に入ったグルテンを分解できないのです。そして身体の免疫システムがグルテンを「異物」と勘違いして、腸内を攻撃してしまいます。その結果、腸内に炎症が慢性して起きてしまい、腹痛・便秘・下痢などの様々な症状が起きる病気です。
他にも小麦アレルギーの方や、グルテン過敏症、グルテン不耐症など、グルテンが原因で起きる症状や病気はたくさんあります。日本でも小麦食材を食べる人が増えてきたことで、これらの病気や症状を感じる人は増えてきているので注意しましょう。
こんな症状があればグルテンアレルギーかも
グルテンが原因で起きる病気や症状はたくさんあります。もしかして自分もアレルギーかも、グルテンが原因で病気になっているかも、そう思ったときはまず症状をチェックしましょう。
グルテンが原因で起きる症状は、下痢・便秘・腹痛・頭痛・関節の痛み・貧血症状などが主な症状です。小麦アレルギーの場合は、喉の異物感・蕁麻疹・肌荒れ・にきび・呼吸困難などが出る場合もあります。他にもなんとなくだるい、めまい、集中力の低下などを感じる方もいるので、症状は人それぞれ個人差があると思ってください。
もし小麦製品を口にした後にこれらの症状を感じることが多ければ、グルテンアレルギーやグルテンが原因の疾患かもしれません。早めに医療機関を受診して相談しましょう。特に小麦はアナフィラキシーショックという、重篤なアレルギー症状が起きやすいものです。アレルギー検査をすれば小麦アレルギーの有無を調べることができます。昔は平気だったという方も、大人になってからアレルギーになる方もいるので、調べてみるのもいいでしょう。”